こんな手口には気をつけて！

モニターとは、企業が開発した商品やサービスを販売する前に試験的に利用し、その商品について意見や感想などを企業に報告する人のことを指します。

リフォームの悪徳モニター商法とは、「モニターになればお得になる」と平均よりも高い金額で提示し、巧妙なトークによってお金を騙し取ること。たとえば「弊社の塗装材料をモニターとして試験的にご利用いただければ、お宅の外壁塗装を通常価格よりも安くします」「今、地域限定でしかもこの地域に1件だけなんです」などといった勧誘。そこで契約させてしまい、実際に施工するにあたり、見積もりも説明も提示することもなく施工を済ませてしまうのです。

後々、「あれ？　これは本当にお得だったの？　どんな塗装材料を使ったの？」なんて思うことも……。

いくら“お得かも！”と思ってもその場で契約書にサインをしないことです。まずは言われた金額の根拠を確認し、他社と比較してみること。塗料の材質や施工方法なども確認しましょう。ちなみに外壁、屋根の塗装施工は平均80～120万円です。

悪徳点検商法は、屋根・床下・テレビのアンテナ・雨樋など、普段生活をしていてさほど気にしていない部位を狙い、“無料点検”を切り口に契約をすすめる方法です。たとえば「お宅のアンテナが曲がっているようなので、無料で点検します。気になったので屋根も一緒に見てみましたが瓦がダメになっています。これでは、雨漏りしてしまいますよ」などと言ってテレビのアンテナや瓦などの施工をすすめます。そして、ちゃんとした見積もりも説明もなくその場で契約をさせてしまうのです。

後々、「あれ？　どこがどう悪かったの？　雨漏りなんてしてなかったし……」なんて思うことも……。

急な訪問業者には点検をさせないことです。ましてや、その場で施工の契約をしてしまうのはもってのほか。まずは「確認したいことがあるので、後日お電話します」などと言って名刺をもらうようにしてください。もし点検をお願いしたいのであれば、日を改めてお願いしましょう。

かたり商法は、公的な機関名を偽って名乗り、消費者に安心させて必要ない施工を契約させたり、いらない商品を売りつけたりする商法です。たとえば、水質検査をしているフリをして「○○機関の者です。今、水質検査を行ったのですが、配管が詰まっているようです」「施工をしないと水の出が悪くなってしまいます」などともっともそうなことを言ってきます。公的機関だからといって、素直に信じてその場で契約をしてしまっては危険……!!

後々、「あれ？　あの人から名刺をもらっていない……」名乗った機関に電話してみたら「そんな人はいません」と言われてしまうことも……。

急な訪問業者には名刺をもらい、身分の確認をしましょう。名刺を提示できない場合は、疑っていいでしょう。何よりその場で契約してしまうのはやめましょう！